所長あいさつ

 
介護老人保健施設は、地域包括支援システムの中で、在宅療養と入院治療の中間に位置し、多職種が協働して介護・看護・リハビリテーションを行うことで入所者および通所者の居宅での生活をサポートする施設です。近年高齢者の増加につれて、認知症の方が増加しているのは周知の通りです。

城山荘は、朝倉記念病院の関連施設であり、連携して認知症の症状がみられる高齢者の方のお世話をしています。城山荘では、住み慣れた我が家のように寛げる生活をサポートできるように、「おもてなし」の意味合いを込めて、利用者の方々を「ゲスト」と呼んでいます。

認知症は進行を抑えることが難しい病気です。その治療は、薬物治療以上に適度な学習や運動などの持続的な刺激を脳に働きかけることが有効であると思われます。
老いて認知症になっても何かに興味や好奇心を持ち続けることは大切です。認知症のゲストにおいて日々の生活の満足度の指標は「笑顔」です。城山荘では、「百人の笑顔運動」なるものを立ち上げています。少人数グループで定期的に郊外に季節の風景を見に出かけたり、意思疎通ができない方、自分で身体を動かせない方には屋内で足湯やアロマテラピーを行ったりしています。

城山荘では、ゲストが気兼ねなく安心して、笑顔で過ごせるようにお世話をさせていただきますので、お気軽にご利用下さい。
 

介護老人保健施設 城山荘
所 長  判田 正典